看護実習では、初めての看護技術、初めて展開する疾患記録など、わからないことばかりです。
実習が始まると、昼間は病院、夜は深夜まで記録という日々になります。
記録もまだまだ終わりがみえていないのに、思うように記録が進まず、時間だけが過ぎていく......なんてときには、『もう嫌だ。やめたい。』と思ってしまうこともあるでしょう。
そんな終わりがみえない実習で私が実際に実習中やる気を奮い立たせた方法について紹介していこうと思います。
やる気を奮い立たせる必要性
高いこころざしを持って看護師を目指している人も、わからないことが多かったり、怒られたり、眠れない日が続くと、その思いを忘れてしまうかもしれません。
また、看護師になる夢を諦める人もいるでしょう。
そのようにならないためにも、これから紹介する方法を参考にしていただけたらと思います。
考え方
これから紹介する、やる気がしないときの対処法を実践することで、モチベーションが上がり、実習もやりがいのある充実したものになるはずです。
自分を褒める
看護学校の実習はほんとうに過酷だと思います。
実際に私が通った学校でも一緒に入学しても、実習にどうしても合格できず、一緒に卒業できなかった人、やめてしまった人はたくさんいます。
そのなかで、まだ戦っている自分を褒めましょう。
この大変な学生時代は人生の中で必ず心に残る思い出になるはずです。
実習では自分の意見を否定される場面もあり、否定的になってしまうかもしれませんが、意識して自分を肯定していきましょう。
ひきずらない
実習中、担当看護師に注意されることがあります。
怒られて当然のことだなと思うこともあれば、そうでないときもあるかもしれません。
注意をされたら、タイミング悪かったかな?など反省しないといけないこともあるかもしれませんが、ひきずらないようにしましょう。
なかなか切り替えられないときは、きっと担当看護師は、朝家族と喧嘩してイライラしていたんだろう、などと物語を勝手に設定して切り替えましょう。
時間がもったいないです。
行動
自分を褒めたり、ひきずらないようにと考えても、なかなか簡単にはいかないこともあります。
そんなときにおすすめの行動をまとめてみました。
映画『SAW(ソウ)』をみる
瞬間的に私のやる気を奮い立たせてくれた方法が、この映画です。
私はこの映画をみたおかげで実習を乗り越えられたと思っています。
いつもこの映画を思い出して、私はこんな残酷な方法で殺されたり追われることもないんだから、こんなことくらいなんともないわ、私は幸せもの!と思い込ませていました。
とてもグロテスクで恐ろしい映画なので、こういうのが苦手な方にはオススメしません。
自分へのご褒美を考えましょう
1日、1週間、1つの実習ごとなどで自分へのご褒美を考えておきましょう。
やっぱりご褒美があるとやる気につながりますよね。
旅行の計画を立てる
私は、春休み、夏休み、冬休みと3、4ヶ月毎にちょっと贅沢なプチ旅行に行っていました。(東京ディズニーランドホテルなど)
あと、卒業旅行(おすすめ旅行先 楽天トラベル)も計画していました。
おいしいご飯を食べにいく計画を立てる
それに、食べることが大好きな私は、1、2週間ごとにおいしい食べ物を食べる計画もしていました!
癒しの音を聴く
実習中は常に緊張しています。
家に帰ってからくらいはリラックスしたいですよね。
でも、歌を聴いてしまうと歌詞がアセスメントを考える妨げになってしまいます。
そこでおすすめなのは癒しの音(youtube)です。
私はこのような癒しの音を聴き、数分瞑想して気持ちを落ち着けたり、音を聴きながら記録を書いていました。
瞑想してそのまま寝てしまうこともあるので、瞑想するときは目覚まし必須です。
癒しの景色をみる
おすすめ読み放題の本
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(疲れがとれる癒しの絶景本:配信タイトル一覧)
アセスメント1から順番に書かない
アセスメントを1から順番に書いてる人がいると思います。
私も最初はそうでした。
順番に1からやっていくのも悪いとは思いませんが、私は全然時間が足りなくなるので、受け持ち患者さんにとっての一番のリスクについてをまず考え、リスク順にアセスメントを書いていました。
私は、このやり方の方が最終的に早く記録を終わらせることができました。
参考書を活用
このリスクの順番についても、自分で判断して考えることができないときには、すぐ参考書を見て書いていました。
自分の言葉にしようと思わずに、素直に参考書の言葉を引用したら良いと思います。
おかしな書き方は先生が修正してくれます。
最大限に参考書を活用し、恐れずどんどん書いていきましょう。
先生を頼りましょう
実習生は看護師見習いです。
記録をすらすら書けないのは、当たり前です。
実習中にたくさん質問しましょう。
もちろん、全く何も自分で考えずに質問してしまうのはよくないです。
でも、『こんなに調べたんですけどわからなくて...』とか『ここまで書いてみたのですがどうしても言葉が続かなくて...』とか自分の頑張ったところを精一杯伝えることができれば、先生はちゃんと助言してくれるはずです。
友達を頼りましょう
同じ疾患の患者さんを受け持っている友達に相談する。
(皆ぎりぎりの状態で頑張っているので、余裕がない人もいるかもしれませんが...)
『この本に載ってたよ。』とか、『それ先生が言ってたよ。』とか、情報交換することで記録を行うことがスムーズにできます。
友達と話しましょう
記録が進まないことを共有しましょう。
同じ学生で記録ができてしょうがないなんて人は滅多にいないと思います。
みんな同じなんだ、と思うことで焦って空回りすることはなくなるのではないかと思います。
ネット上の先輩を頼りましょう
もし先生や友達に相談しにくいという場合には、ネットで実際に経験をつんだ看護師に相談できる『ココナラ』というサイトがあります。
実習のアセスメントや授業の質問などを受け付けている方がたくさんいるので、一度みてみてはどうでしょうか。
ココナラとは、知識・経験・スキルを売り買いできるフリーマーケットです。
最後に
実習中は十分な睡眠もとれず、体力的にも限界ぎりぎりだと思いますが、時間はどんどん過ぎていってしまいます。
自分流の考え方や行動を駆使してやる気を奮い立たせ、周りにたくさん頼って乗り越えていきましょう。